Are you a spy?

  • 2018.04.10 Tuesday
  • 08:43

a spy

 

おはようございます。

 

今日は英語の発音のお話しです。

 

ちょうど30年前くらいの、私がまだ学生だった頃、

 

たしか彼は、アメリカ合衆国シカゴの出身だったと思います、友達と何かのことで議論になりました。

 

そんな時に、私が、

 

"After all, I am an Asian." (結局、僕はアジア人だから。)

 

と言うと、彼が、

 

"What? Are you a spy?" (えっ?キミはスパイなの?)

 

と聞いてきました。

 

そして、私が、

 

"I am Japanese." (僕は、日本人だ。)

 

と言うと、彼は、

 

"Oh, Asian. I thought you said you were an agent." (ああ、アジア人ね。エージェントと言ったのかと思った。)

 

わかりますか?

 

ひとつには、普通は国籍や人種を言うときにはわざわざ冠詞の a/an を付けずに言うのですが、"an Asian" と言ったこと、

 

もう一つは、"Asian" の "s" のところで、日本語の「ジャ・ジ・ジュ・ジェ・ジョ」のように、舌を上あごにあてて息を止めて、ちょうど "Japan" の "J" のように発音してしまったことが失敗でした。

 

Asian は /éɪʃən(英国英語), éɪʒən(米国英語)/

 

agent は /ˈeɪ.ʤɛnt(米国英語)/

 

のように発音しますが、私が言った "Asian" の "s" の音が、/ʒ/ ではなく、"agent" の "g" のような /ʤ/ の音になっていたから、彼に誤解をさせてしまったのです。

 

そして、こまかいことを言えば、英語の "n" の音は舌先を上の前歯のあたり(上あごの先)にあてて出すので、"agent" のように "n" と "t" がくっついたりすると、"t" の音はいつもはあまりよく聞こえていないということもあります。

 

エージェント と、日本語では「ト」のように "t" に母音の音(オ)が入りますが、英語の "t" はただの息の破裂音ですからね。

 

"Asian" と "agent" に戻って整理すると、

 

"Asian" の /ʒ/ の音は、舌先を上あごの先にあてずに出して息をストップしない、

 

"agent" の /ʤ/ の音は、舌先を上あごの先にあてて息をストップして出す、

 

この区別、日本語にはないので結構難しいのです。

 

"car" (車)の複数形 "cars" と "card" (カード、トランプ)の複数形 "cards" も、前者の "s" は舌先で息を止めずに、後者の "ds" は舌先で息を止めて発音します。

 

FORWARD生のみなさんは、この辺りも必修科目の ALL でチェックされていると思いますが、細かいことをチェックされても、こういう事情もあるので、きちんと練習して下さいね。

 

Have a nice day!

 

KK

 

 

Three nours???

  • 2016.10.10 Monday
  • 11:56
nours

 

こんにちは。

 

表題の "Three nours...?" これ、何のことだかわかりますか。

 

"Three hours."のことです。

 

英語の音を意識しはじめると、音の連結 (linking) とかをカッコよく感じて、自分でもあんな風に言ってみたくなります。

 

音を意識することはとっても良いことなので、ここでめげずに頑張って続けて下さいね。

 

そこで "one hour" や "an hour" が、強いてカタカナで言えば「ワンナワー」「アンナワー」と聞こえますよね。

 

これを知って意識しはじめると、そこには "n" の音がないケースでもまるで "nour" という単語が存在するかのように発音してしまいがちです。

 

"two nours" 「トゥーナワーズ」"three nours" 「スリーナワーズ」のように言ってしまう人が結構います。

 

リンゴの "apple" もそうですね。

 

"He has three apples."

 

これを、"He has three napples." 「ナポーズ」のように、言ってしまいがちです。

 

英語らしく自然に言おうとして発音してみたことが、かえって仇になってヘンに聞こえてしまっています。

 

解決策?

 

「ナワー」とか「ナポー」と言おうと意識するよりも、英語の "n" の音の出し方をきちんと理解して練習しておくことが大切だと思います。

 

英語の "n" の音は、日本語の「な・に・ぬ・ね・の・ん」とは違って、舌先が "l" とか "t" の音のように上前歯(歯茎)につきます。

 

だから、英語のネイティブは日本語で「ボクノトモダチ、センシュウ、コンニャクシタヨ?!」みたいなことを言ってくれたりもします。

 

これは「僕の友だち、先週、婚約したよ!」と言っているのですが、舌先を上前歯(歯茎)につけて「ん」を発音すると、うまく「こんやく」と言えないのです。

 

これを参考にして、"n" を発音する時には舌先が上前歯(歯茎)につくんだと意識して練習しておくと良いと思います。

 

舌先を上前歯(歯茎)につけて "n" の音を発音して、"one hour" "an hour" "an apple" と言ってみて下さい。自然につながりませんか?

 

そしてこの際、「ナワー」とか「ナポー」とか、この音("n" + 母音)については意識的に発音すること自体を止めてみて下さい。

 

ここで矯正のために、当然そこにはない "n" の音を絶対に出さずに、"two hours" "three hours" "two apples" "three apples" と言ってみましょう。

 

"n" を正しく発音することに意識を向ければ、カッコつけて「ナワー」「ナポー」と言って失敗せずに、"n" の後に母音が続いた時には自然に発音できるようになります。

 

是非、意識してお試しあれ!

 

KK