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- 2020.01.12 Sunday
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こんにちは。
前回の "I caught you." が「アィカチャ」と聞こえて意味が分からなかった
お話しに続いて、今日も「ァニファゥンコ?」と聞こえて全然意味が分からな
かったお話しです。
東京松本英語専門学校で、見習い講師のように働いていた1年目のことです。
クラスからオフィスに戻って来た、オーストラリア出身のネイティブ講師が、
"ァニファゥンコ?"(こんな感じに聞こえました)
。。。
さて、これ、何と言ったのか分かりますか?
正解は、
"Any phone call?"
つまり自分に電話がなかったか?と聞いたのです。
正直、何を言っているのか全く分かりませんでした。
イギリスの一部やオーストラリアの訛りで、みなさんがよくご存知なのは、
"Good day, mate!"
が「グダィマィト」のように聞こえることではないでしょうか。
"day" /déɪ/ と "mate" /méɪt/ の /éɪ/ (エィ)の音が /άɪ/(アィ)と発音
されるとこういう風に聞こえるわけです。
もう一つ大きな特徴としては、"phone" /ˈfoʊn/ や "over" /òʊvɚ/ の /oʊ/
(オゥ)の音が、/fˈəʊn/ や /ˈəʊvə/ のように /əʊ/ (ァゥ)と発音されます。
あとはそれぞれの地域の訛りのようなものもあると思いますが、
"Any phone call?" /éni ˈfoʊn kˈɔːl/
これが
/ˈɛnɪ fˈəʊn kɔːɫ/ (「ァニファゥンコ?」のように聞こえた)
と、イギリス英語やオーストラリア英語の訛りだとこう聞こえてしまうのです。
"over" と "call" の語尾の発音記号を見ていただくとわかるかもしれませんが、
"over" では "r" の音がなかったり、"call" では "l" の音が違っていたりもします。
自分が英語を教えてもらった先生は北米出身の人が多かったので、慣れるまでは、
時々、この先生の英語がなんだかよく分かりませんでした。
それでも意識して練習すると、いろいろな訛りのクセに慣れて分かるようになります。
これもまた英語学習の楽しみというか、英語で話す相手が増えるとそれぞれの人たち
の話す訛りが分かるようになっていくこともなかなか面白いです。
KK