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- 2020.01.12 Sunday
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あれは、私がFORWARDの前身ともいえる東京松本英語専門学校の1年生だった時のことです。
今はなき、府中青年の家で、生徒会の活動として英語合宿をしたことがありました。もちろん、この合宿中は日本語禁止で、みんな英語でコミュニケーションをとっていました。
初日のバスタイムが、確か夕方の5時だったと思います。生徒たちと一緒に、この合宿に来てくれていたロサンジェルス出身のエリック先生に、"Let's go to the bathroom!" と言うと、"オフロデショ?" と日本語で聞き返されました。
日本語禁止の合宿なのに?と思うのと同時に、なんでこんなことを聞き返されたのか、一瞬、理解できませんでした。エリックから理由を聞いて、「へーっ!」と納得!
この謎を解くために、以下に、LONGMAN Dictionary of Contemporary English にある bathroom という単語の英語での意味をコピーします。
bathroom
1. a room where there is a bath or shower, a basin, and sometimes a toilet
2. AmE (American English) a room where there is a toilet
わかりますか?
ロングマンはイギリスの出版社ですが、1. のように、英語でお風呂やシャワーのある部屋のことを bathroom と呼ぶのは、間違いではないのです。
でも、ロサンジェルス(アメリカ出身)のエリックには、2. の意味で、いわば、私が言った "Let's go to the bathroom!" は、「トイレに行こう!」みたいな感じで伝わっていたのです。
では、どう言ったらよかったのか? "Let's go take a bath." (お風呂に入りに行こう。)と言ったら、意味はきちんと伝わったと思います。
ただし、公衆浴場は、日本でも最近は銭湯の数も減ってきましたが、日本に来た外国人の方は、自分の経験では、半分くらいの人には、裸になって他人と一緒にお風呂に入るのを嫌がられました。
もちろん、せっかく日本に来ているのだからと、挑戦(?)してみる人も少なくはありません。エリックも、当時は早稲田大学の国際部に留学生として来ていた人で、少し慣れていたのかもしれませんが、私たちと一緒に大きなお風呂に入っていました。
今日は、bathroom について、カタカナのバスルームが間違いとは言えないけれども、アメリカ英語では「トイレ(のある部屋)」という理解のされ方もあるということについてでした。
語学の学習は、時々、こういうちょっとした発見が面白いですよね。
KK